18/19シーズン
【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ:優勝
プレミアリーグ:2位
FAカップ:3回戦
リーグカップ:3回戦
胸スポンサー:Standard Chartered(スタンダード・チャータード銀行)
サプライヤー:New Balance(ニューバランス)
12/13シーズン限りでキャラガーは引退、14年夏にはスアレスがバルセロナに移籍した。15年夏にはジェラードが米国に渡り、スターリングはライバルのシティに移籍している。ウォーリアースポーツを傘下に収めるニューバランスへとサプライヤーが変わったロジャースの4年目は開幕からつまずき、15年10月に解任されて。後任にはボルシア・ドルトムントでリーグ連覇を成し遂げたユルゲン・クロップが就任した。
15/16シーズンはUEFAヨーロッパリーグで準優勝。17/18シーズンにはCLで決勝に進んでいる。しかし、リーグでは8位、4位、4位と優勝争いに絡むことができなかった。
GKにアリソン、アンカーにファビーニョを加えた18/19シーズンはシティと壮絶なデッドヒートを繰り広げている。リーグ戦を9連勝でフィニッシュ、わずか1敗でシーズンを終えたが、1ポイント及ばずシティに連覇を許した。
FAカップとリーグカップはともに初戦で敗れたが、CLが残っていた。バルセロナとの準決勝では3-0で1stレグを落としたが、ホームで戦った2ndレグでは4-0の大勝。「アンフィールドの奇跡」を起こしたリバプールは2年連続で決勝を戦い、2-0でトッテナムを下して14シーズンぶりに欧州を制覇した。
当初は守備の脆さが指摘されていたが、フィルジル・ファン・ダイクやアリソンの加入により強固なディフェンスへと変貌を遂げた。ロベルト・フィルミーノ、モハメド・サラー、サディオ・マネの3トップは欧州最強とも言われ、ジェラードの後を継いでキャプテンを務めるジョーダン・ヘンダーソンは個性の強いチームをまとめ上げた。リバプール史に残る最強スカッドは、翌シーズンに30年ぶりとなるリーグ優勝を成し遂げている。
【了】