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本田圭佑含むボタフォゴ選手一同、州選手権再開に抗議声明。28日に初戦予定も…

text by 編集部 photo by Kaz Photography

本田圭佑
【写真:Kaz Photography】

 MF本田圭佑を含めたボタフォゴの選手たちは、新型コロナウイルスの影響により中断されていたカンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ州選手権)の再開と、パウロ・アウトゥオリ監督に対する処分に抗議する共同声明を出した。

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 ボタフォゴはフルミネンセとともに、早期の公式戦再開には強く反対する立場を取り続けてきた。アウトゥオリ監督は再開に関連してリオデジャネイロ州サッカー連盟に対する批判的な言葉をブラジルメディアに述べた結果として、15日間の活動停止処分を受けることにもなった。

 本田を含めた選手一同は、それぞれSNSに共同声明を投稿する形で抗議の意志を示した。「残念ながら死亡者が日々増え続けている状況で、さらに別の命を危険に晒すのは理想的な時期ではない」と公式戦再開に反対している。

 ブラジル国内でウイルス感染の拡大が沈静化していないことに加えて、コンディション調整や負傷防止のための準備期間も十分ではないと主張。アウトゥオリ監督に対する処分も不当であるとして抗議している。

 それでも、ボタフォゴは現地時間28日に再開初戦となるカボフリエンセ戦を戦う見通し。「クラブを代表してピッチに立つ。ただし、抗議を込めて」と選手たちは試合に臨む上での思いを明確にしている。

 クラブが異議申し立てを行ったことにより、アウトゥオリ監督の処分は保留され、カボフリエンセ戦でのベンチ入りは可能となった。だが処分への抗議を表すためこの試合では指揮を執らない見通しだとブラジル『グローボエスポルチ』は伝えている。

【了】

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