6位:特大のポテンシャルを秘めるレフティー
MF:モハメド・イハッターレン(オランダ/PSV)
生年月日:2002年2月12日(18歳)
市場価格:2000万ユーロ(約24億円)
今季リーグ戦成績:22試合出場/3得点6アシスト
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日本代表MFの堂安律が所属するオランダの強豪PSV。そんな同クラブで今、大きく評価を伸ばしている男がいる。18歳のモハメド・イハッターレンだ。モロッコ系オランダ人の同選手は、わずか7歳でPSVの下部組織に引き抜かれるなど、幼少期から「天才」と称されていた存在。昨季はリーグ戦出場が12試合に留まっていたものの、今季は同22試合に出場し3得点6アシストの成績を収めているなど、本格的にブレイクを果たしている。
マンチェスター・シティやチェルシーなども興味を示していたイハッターレンは、攻撃的なポジションであればどこでも対応可能な柔軟性を兼ね備えている。その中でもメインはトップ下で、18歳とは思えない視野の広さを活かしたチャンスメイクを得意としており、攻撃のリズムを生み出すことができる存在だ。ワンステップでも確実に飛ばすサイドチェンジの質なども高く、一人で流れを変えてしまうことも少なくない。
そして、「テクニック」の高さも忘れてはならないポイント。細かくボールをタッチして相手に足を出させてから突破する技術が非常に高く、キープ力も申し分ない。マーカーを一瞬で無力化するターンのキレ味も特筆すべき武器の一つであると言える。また、アジリティを兼ね備えており、急な方向転換からでもギアを上げてゴールに迫ることも可能。得点力はまだ足りないが、攻撃的MFとしての完成度は非常に高い選手だ。
新たなウェズレイ・スナイデルとも称されるイハッターレンは、若手が多く揃うPSVの中でも飛び抜けたクオリティとポテンシャルがある。今後しばらくは同チームの核として活躍するはずだが、ビッグクラブ入りを果たす日も必ず訪れると言えるだろう。
【了】