【写真:Getty Images】
Jリーグは23日に、公式戦再開に向けた新型コロナウイルス対策の現状に関してオンライン記者会見を開いた。PCR検査の実施をめぐって生じた混乱についても説明が行われている。
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新型コロナウイルスの影響で中断されていたJリーグは、今月27日にJ2再開およびJ3開幕、7月4日にJ1再開が行われる予定。今季中は約2週間に1回のPCR検査を各クラブの選手やスタッフらに実施することも決定されており、先週末にかけてその第1回の検体採取が行われている。
J2のギラヴァンツ北九州では、選手またはスタッフに再検査が必要となる者が出たとして、23日の練習が急きょ中止されたと報じられた。Jリーグ側はこの混乱について、選手に陽性の疑いがあったわけではなく、「プロセス上の手違い」により生じたと説明している。
PCR検査においては、検体ごとに結果がすぐ出る場合もあれば、時間がかかる場合もあるという。今回は「(陰性の)情報を早くクラブに伝えたくて、全数が確定する前に部分的に伝えてしまった。検査の途中だった」とJリーグ新型コロナウイルス対策本部の藤村昇司特命担当部長は語る。
北九州以外のクラブも含めて、「全選手が陰性の場合はそのまま伝わったが、もう少し検査に時間がかかる選手がいたクラブには間違った情報が伝わってしまった」とのこと。今後は同様の混乱を避けるため途中での報告は行わず、全数確定後に報告を行っていくとのことだ。
北九州は27日に再開初戦となるアウェイでのV・ファーレン長崎戦を予定している。村井満チェアマンは、今回の件で「何かが制限されることはない認識」だと述べ、再開への影響はないという見解を示している。
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