【写真:Getty Images】
Jリーグは23日、公式戦再開に向けた新型コロナウイルス感染症対策の検査体制構築のため、検査全般の企画・運営を行う「Jリーグ検査センター(略称:JCTC)」を今月5日に設置したことを発表した。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断されていたJリーグは、今月27日にJ2再開とJ3開幕、7月4日にJ1再開が行われる予定。公式戦の再開に向け、今月19日から各クラブの選手・スタッフらに対するPCR検査の実施を開始している。今後もシーズン終了まで約2週間に1回の頻度で検査を継続していくことになる。
初回の検査として、19日金曜日から21日日曜日にかけて唾液検体を採取し、現在PCR検査に回しているという。今後も基本的には金曜日に検体を採取し、翌週水曜日の午後1時を目処に検査総数や陰性数、陽性確定数、継続検査の有無などについて報告を行う予定だとされている。
検査規模としては、一度に3000件を上回るPCR検査が実施される。Jリーグの村井満チェアマンが23日のオンライン記者会見で語った所によれば、これだけの規模の一斉検査を実際に行う機関を見つけることは大きな課題だったが、「株式会社シーユーシー」およびそのグループ会社である「株式会社シーユーシー・アイデータ」との協力により実作業が可能となり、JCTCからの業務委託を決定したとのことだ。
「もしノウハウが他の競技団体で転用できるものであれば、我々としてはオープンにサポートしてノウハウを提供していきたいと思っている」とも村井チェアマンはコメント。PCR検査の実施状況などのデータ開示を通して、スポーツ界、医学界への貢献を目指すこともセンター設置の目的とされている。
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