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代表 4年前

ポルトガル代表、歴代ストライカーの系譜。絶対的エース不在に悩まされた歴史、解決したのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツW杯(2006)

ヌーノ・ゴメス
【写真:Getty Images】

ヌーノ・ゴメス
生年月日:1976年7月5日
個人成績(2002):2試合出場/0得点0アシスト
個人成績(2006):2試合出場/1得点0アシスト



 巧みなポストプレーや恵まれたスピード、傑出したリーダーシップも兼ね備えた、数字以上にチームへの貢献度が高いストライカーだった。甘いマスクも手伝ってポルトガルではカリスマ的人気を誇るレジェンドでもある。

 EURO2000で4得点を挙げて注目されるも、準決勝のフランス代表戦での判定への抗議で7ヶ月の出場停止処分を食らい、その間にパウレタにポジションを奪われてしまった。2度のワールドカップはいずれも控えメンバーとしての参戦で、目立った結果を残せたとは言い難い。

 代表キャリアを通じて途中出場も多かった。それでもEURO2008ではキャプテンを務め、ベンフィカでもクラブの顔として長きにわたって愛された。世代別代表も含めればポルトガル代表での出場試合数は143にのぼる。

 パウレタの引退以降、ポルトガル代表は絶対的なストライカーの不在に苦しんでいた。ヌーノ・ゴメスは2009年を最後にしばらく代表から遠ざかったものの、ブラガでプレーしていた2011年に35歳で呼び戻されるなど、長きにわたって信頼された1人だった。

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