【写真:Getty Images】
イタリア・セリエA第25節のインテル対サンプドリア戦が現地時間21日に行われ、ホームのインテルが2-1で勝利を収めた。サンプドリアの日本代表DF吉田麻也は先発でフル出場している。
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サンプドリアにとっては新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断が明けて最初の試合。中断前のラストマッチで移籍後初出場を果たしていた吉田は、再開初戦でも先発に起用されたが、インテルの強力攻撃陣に苦戦を強いられた。
前半にインテルが奪った2ゴールの両方に対して吉田の対応は不十分だったとして、イタリアメディアは厳しい評価を下している。『コッリエレ・デッラ・セーラ』紙ではチーム最低タイとなる採点「5」をつけ、「(ロメル・)ルカクを抑えきれず、2点目の場面では置き去りにされた」と得点に繋がるパスを通された場面に言及した。
『メッサッジェロ』紙でも同じくチーム最低タイの「5」と採点。「インテルの先制ゴールの場面で、(クリスティアン・)エリクセンとルカクのワンツーに対してエリア内を彷徨っていた」とこちらは1失点目の対応のまずさを指摘している。
『ユーロスポーツ』では「前半は悪夢だった。エリクセンの侵入や、危険な相手2トップにやられていた。ハーフタイム以降は立ち直ったが、遅かった」と吉田を評している。採点は「5.5」とした。
『トゥットメルカートウェブ』でも採点は「5.5」。「インテルの1-0の場面で飛び出したのは良くなかった」としながらも、「その後はル・ラ(ルカクとラウタロ・マルティネス)を可能な限り抑えた。全体的には、新発見というほどではないが、サンプにとって良いカードがひとつ増えた」と出場2試合目の日本人CBを新戦力として好意的に評価している。
『メディアセット』では吉田に対してチーム内では最高タイの「6.5」と高めの評価をつけた。クリア7回、ボール奪取8回といずれもこの試合で最多の数字を記録したことにも触れている。
【了】