16位:GK大国が生んだアーセナルの救世主
GK:ベルント・レノ(ドイツ代表/アーセナル)
生年月日:1992年3月4日(28歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33.6億円)
今季リーグ戦成績:28試合出場/36失点(無失点7試合)
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GK大国のドイツが生んだ28歳。代表チームではマヌエル・ノイアー、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンに次ぐ3番手のような立場だが、この男もまた、確かな実力を持つ選手だ。そんなドイツ人GKは昨季にアーセナルに加入。新天地1年目ながら主力に定着した同選手は、緩い対応が目立つチームの守備陣の中で孤軍奮闘。今季もビッグセーブを連発しているなど、アーセナルの救世主のような存在となっている。
そんなベルント・レノ最大の武器は「反射神経」の良さと言えるだろう。至近距離弾に強く、鋭いシュートに対しても驚異的な反応を見せることができ、これまでにも絶体絶命のピンチから幾度となくチームを救ってきた。また、シュートストップ後の素早さがあり、「ポジショニング」の良さが光るのもレノの特徴。「反射神経」だけでなく、こうした能力がビッグセーブを連発できる要因と言えるのではないか。
そして、ノイアーやテア・シュテーゲンがそうであるように、ドイツ人らしい足元の技術力も申し分なく、バックパスの処理などで大きなミスを犯すことがない。カウンターの起点にもなり得るパントキックにロングフィードの質に関しても、確かなものがあると言えるだろう。また、緩慢な守備対応を見せるチームメイトにも声を荒げず、虎視眈々とセーブを続ける冷静さも、レノの売りと見ていいだろう。
GKとして全体的に非常に穴の少ない能力値を記録したレノだが、飛び抜けた数値を記録した項目が2つしかないのも事実で、今回は16位となった。しかし、貢献度の高さはアーセナルの中でも1位、2位を争うと見てもいいだろう。心許ない守備陣をうまく束ね、さらに失点数を抑えることができれば、順位を上げていくことは十分可能だ。
【了】