17位:フランスの名門を支えるポルトガル人
GK:アントニー・ロペス(ポルトガル代表/リヨン)
生年月日:1990年10月1日(29歳)
市場価格:1750万ユーロ(約21億円)
今季リーグ戦成績:26試合出場/25失点(無失点8試合)
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
フランス・ジボール出身のポルトガル代表GK。2016年EURO(欧州選手権)、2018年のロシアワールドカップのメンバー入りを果たした実力屈指の選手だ。クラブは下部組織時代からリヨン一筋。同チームの正守護神に定着してから、今季で7年目を迎えている。リヨンでの公式戦出場数は現時点で335試合。現在同選手は29歳のため、まだまだこの数字を伸ばしていくだろうが、すでにレジェンド級の存在になっていると言ってもおかしくはない。
アントニー・ロペスは身長184cm・体重81kgと、他の並み居るGKと比較すると小柄な部類に入る。しかし、そのサイズ不足を補う「反射神経」と跳躍力が備わっており、誰もが驚くようなミラクルセーブを繰り出すことができる。「ハイボール」への不安もあまり感じられない。「セービング」は数値が「89」、「反射神経」は同「87」、「ハイボール」は同「85」といずれも文句なしの高評価となった。
また、A・ロペスは「メンタル」の強さを活かしたブレイクアウェイの勢いも十分。怪我を恐れない勇気ある飛び出しで相手のシュートコースを狭めてボールを弾き出すなど、“攻撃的”な守備が持ち味であると言えるだろう。積極的なプレーはGKとして世界トップクラスにあると見てもおかしくなく、その勇敢な姿勢はチームの士気を高める上でも必要不可欠なものと言えるかもしれない。
7年もの間、フランスの名門リヨンにおける守護神の座に君臨してきたその実力に疑いの余地はない。A・ロペスもまた、れっきとした怪物だ。ただ、欲を言えば「キック」の質はもう少し高めたいところ。ここは今後の改善点と言っていいかもしれない。