【写真:Getty Images】
キャリア通算で実に700ゴール以上、ポルトガル代表だけでも通算99ゴールという驚異的な数字を叩き出しているクリスティアーノ・ロナウド。その数ある得点の中でも、最も奇妙な1点と言えるかもしれないゴールがちょうど10年前に記録された。
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2010年6月21日に行われた南アフリカワールドカップ、グループリーグ第2節のポルトガル代表対北朝鮮代表戦。チームが次々とゴールを重ねる中で、なかなか自らの得点には恵まれなかったC・ロナウドだが、5-0のスコアで迎えた87分にようやくその時が訪れた。
ゴール前にこぼれたボールを追いかけたC・ロナウドに対し、北朝鮮のGKも飛び出して対応。GKをかわすことには成功したC・ロナウドだが、浮き上がったボールを追い越してしまい、ボールはC・ロナウドの背中と後頭部をバウンドするという珍しい形となった。
リフティングならともかく、普通にプレーしていてはほとんど使わない体の部分だが、一旦視界から消えたボールの位置感覚を失わなかったのは流石。足下に落ちてきたボールに素早く反応し、ダイレクトで無人のゴールへ流し込んだ。
今では想像しがたいことだが、C・ロナウドは南アフリカワールドカップ欧州予選で無得点に終わっており、代表ではこのゴールまで1年4ヶ月の無得点期間が続いていた。大舞台での待望のゴールは予想外の形での1点となった。