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大迫勇也所属のブレーメン、40年ぶり2部降格の危機。残留への厳しい条件は…

text by 編集部 photo by Getty Images

大迫勇也
【写真:Getty Images】

 今季残り1試合となったドイツ・ブンデスリーガで、17位のブレーメンは1部残留に向けて非常に苦しい状況に置かれることになった。残留のためには最終節での厳しい条件をクリアした上で、プレーオフにも勝利しなければならない。

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 ブレーメンは現地時間20日に行われた第33節の試合でマインツと対戦。FW大迫勇也が今季6点目となるゴールを挙げたが、1-3で敗れる結果に終わった。15位から13位へ順位を上げたマインツはこの勝利で1部残留を決めている。

 一方でブレーメンは、わずかに残っていた15位浮上の可能性が数字的にも消滅。残留するためには最終節で16位に浮上した上で、2部の3位チームとのプレーオフにも勝利する必要がある。

 現在16位のフォルトゥナ・デュッセルドルフとブレーメンの勝ち点差は2ポイントであり、得失点差ではデュッセルドルフが4点リード。27日に行われる最終節はデュッセルドルフがアウェイでウニオン・ベルリンと、ブレーメンがホームでケルンと対戦する。

 ブレーメンが16位に浮上するためには、まずは最終節に勝利することが絶対に必要。その上でデュッセルドルフが敗れればブレーメンが16位となる。デュッセルドルフが引き分けなら、ブレーメンは得失点差を逆転するため4点差以上の大勝が必要。デュッセルドルフが勝利すればブレーメンの浮上は不可能となる。

 ブレーメンは1963年のブンデスリーガ創設から1部に参加し、降格したのは1980年の1回のみ。その際も1年での1部復帰を果たした。近年は上位から遠ざかっているが、4度のリーグ優勝も達成している名門クラブだ。

 ブンデスリーガ1部の唯一の“皆勤”クラブだったハンブルガーSVが2018年に降格し、今季も復帰できなかったことで、ブレーメンは1部所属シーズン数が最も多いクラブ(56シーズン)となった。だがその名誉ある立場を失ってしまう危機に瀕している。

【了】

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