守備的MF

【写真:Getty Images】
エンゴロ・カンテ(チェルシー/今季成績:18試合3得点)
ブレース・マテュイディ(ユベントス/今季成績:23試合0得点)
ロシアワールドカップでレギュラーだったポール・ポグバとエンゴロ・カンテはコンディション次第といったところだろう。今シーズンのカンテは怪我で度々戦線を離脱しており、リーグ戦出場は18試合にとどまっている。
ポグバも今シーズン開幕直後に負った足首の怪我が長引き、マンチェスター・ユナイテッドでは公式戦に8試合しか出場していない。まもなく再開されるリーグ戦では復帰するようだが、今夏のEURO出場は難しかったかもしれない。
さらにムサ・シソコは1月に右膝を、コランタン・トリソは4月に左足首を手術。彼らが不在であれば、ブレース・マテュイディが中盤の底に入っていただろう。ロシアワールドカップでは2列目で起用されていたが、ユベントスではインサイドハーフでプレーしている。4月に33歳の誕生日を迎えたが、負傷者が続出する代表では不可欠な存在といえるだろう。
アーセナルのマテオ・ゲンドゥジや、トッテナムのタンギ・エンドンベレといった若い選手もおり、人材に困ることはないだろう。ポグバやカンテがコンディションを戻して若い選手たちが飛躍すれば、来夏のEUROに向けて異次元レベルのレギュラー争いが繰り広げられるかもしれない。
【次ページ】攻撃的MF/FW