【写真:Kaz Photography】
リオデジャネイロ州サッカー連盟(FERJ)は、新型コロナウイルスの影響により中断されているカンピオナート・カリオカ(リオデジャネイロ州選手権)を今週から再開する日程案を発表した。これに対し、本田圭佑の所属するボタフォゴは反対姿勢を明確にしている。ブラジル『グローボエスポルチ』など複数メディアが伝えた。
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FERJは、州政府による承認待ちだとしながらも州選手権再開に向けた初戦の日程を発表。現地時間18日にバングー対フラメンゴのカードで再開し、ボタフォゴは22日にホームでのカボフリエンセ戦を戦う予定だとされている。
だがブラジルでは依然としてウイルス新規感染者の大幅な増加が続いている状況。リーグ戦の早期再開に以前から異議を唱え続けてきたボタフォゴとフルミネンセの2クラブは、改めて反対姿勢を示した。
「現実とかけ離れている。残念ながら多くのクラブは、この大混乱の状況の中でもプレーを再開できる時が来たと考えているようだ。我々は反対だ」とボタフォゴのネウソン・ムファレジ会長はコメント。選手のコンディション調整も不十分だと主張し、再開を止めるため法的措置を取ることも表明している。
ボタフォゴ幹部のカルロス・アウグスト・モンテネグロ氏は『ラジオ・トランサメリカ』のインタビューに対し、チーム内で5人の選手から新型コロナウイルスの陽性反応が検出されたことも明かした。症状は出ていないが、チームからは離れて個人トレーニングを行うという。
FERJは2クラブの反対を受けながらも、18日から州選手権を再開させる姿勢を維持。だがモンテネグロ氏は、州選手権の延期された2試合を「7月1日と4日に行うことは受け入れる。それ以前はない」と主張している。
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