【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの主導するキャンペーンが実を結ぶ形で、イギリス政府は低所得家庭の子供たちに対する食事支援施策の延長を決めた。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。
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英国政府は新型コロナウイルスの影響による学校の休校期間中に、約130万人の子供たちを対象として週15ポンド(約2000円)相当の食事券を配布。当初の予定では学校の年度末に合わせて終了となるはずだった。
だがラッシュフォードは15日に自身の公式SNSアカウントで英国議会への請願を投稿し、配布の延長を訴えた。16日には政府が方針を転換し、夏休み中の6週間も配布を延長することが発表された。
総額1億2000万ポンド(約163億円)と試算される新たな支援が決定したことを受け、ラッシュフォードはSNSで感動の思いを表した。「何を言えばいいのかも分からない。僕らが一緒になれば何ができるかということだ。これが2020年のイングランドだ」とコメントしている。
ラッシュフォードは自らも募金活動を通して2000万ポンド(約27億円)以上の資金を集め、チャリティーとして約300万食を提供する活動を実現させていた。今季はピッチ上でもユナイテッドの若きエースとして覚醒したが、社会貢献活動も積極的に展開している。
【了】