1位：4年連続のサモーラ賞受賞者
ヤン・オブラクの能力値や今季リーグ戦成績など【写真：Getty Images】
GK：ヤン・オブラク（スロベニア代表／アトレティコ・マドリー）
生年月日：1993年1月7日（27歳）
市場価格：8000万ユーロ（約96億円）
今季リーグ戦成績：27試合出場／21失点（無失点11試合）
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで！
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
GK能力値ランキングの1位に輝いたのは、スロベニア代表のヤン・オブラクだ。2014年に加入したアトレティコ・マドリーで正守護神として活躍する同選手は、ビクトル・バルデス以来史上2人目となる4年連続でのサモーラ賞を受賞した世界屈指の実力者。3月に行われたチャンピオンズリーグ（CL）・ラウンド16の2ndレグ、リバプール戦のMOMに輝くなど、今季も印象的なパフォーマンスを披露し、チームの堅守を支えている。
そんなヤン・オブラクは、身長188cm・体重87kgという恵まれた体躯を誇っている。その長身を活かしたクロスボールへの対応などがピカイチであり、フィジカルコンタクトがより激しくなるセットプレー時にも抜群の安定感を発揮する。飛び出すべきとそうでないべきの判断力も見事と言えるだろう。「ハイボール」と「ハンドリング」の両方で高評価を得る結果となった。
もちろん、シュートストップに関してもワールドクラス。誰もが失点を覚悟するようなボールでも抜群の反応と長い手足を活かして掻き出すことができ、簡単には点を与えることがない。さらに、オブラクはセカンドボールへの反応の速さも一級品。セーブしてから身体を起こし、ポジションを取るまでがスムーズなため、連続ビッグセーブを繰り出すことも少なくない。正真正銘の化け物だ。
オブラクは“神業セーブ”を平気な顔してやってのけるが、それを毎試合のように繰り出してしまうのがなんとも恐ろしいところ。好不調の波が非常に小さいのは、大きな魅力と言えるだろう。GKセンスとパフォーマンスレベルの高さを考えても、やはりこの男がナンバーワンだ。
【了】
