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【写真:Getty Images】
レロイ・ザネ(マンチェスター・シティ/今季成績:リーグ戦出場なし)
ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ/今季成績:31試合25得点)
セルジュ・ニャブリ(バイエルン・ミュンヘン/今季成績:29試合12得点)
前線は今季ブンデスリーガで12得点10アシストをマークするセルジ・ニャブリを中心に構成されるだろう。
ドルトムントで素晴らしいシーズンを過ごしていたマルコ・ロイスは、今年2月に右足を負傷してしまった。当初は4週間で復帰できる見込みだったが、リーグ戦が再開された現在もリハビリを続けている。今季中の復帰は絶望的とみられており、またしてもビッグトーナメントの出場を逃すことになっていた。
一方で、昨年8月のリバプール戦で右膝十字靭帯を断裂したレロイ・ザネは2月にマンチェスター・シティのU-23チームで実践復帰している。リーグ戦再開とともにスカッドに戻ってくるようで、コロナウイルスの影響がなければEUROのメンバーにも名を連ねていた可能性は高い。
センターフォワードはティモ・ヴェルナーになるだろう。今季はライプツィヒでキャリアハイの25ゴールをマーク。ここのところはドイツ代表でゴール量産とはいっていないが、ブンデスリーガ屈指のストライカーを外すという選択肢は考えにくい。
「セルジュは常にプレーする」と指揮官が発言する通り、ニャブリはドイツ代表のエースに成長している。16年11月の代表デビュー戦でいきなりハットトリックを達成したニャブリは、今回のEURO予選でも7試合8得点とチームトップのゴールを挙げた。ドイツ代表では中央で起用されることもあるが、ヴェルナーとプレーするときはウイングを務めることになるだろう。
ザネのコンディションが万全でなければ、ドルトムントで欠かせない存在となっているユリアン・ブラントや、レバークーゼンのカイ・ハヴェルツが控えている。メガクラブでプレーする選手は少ないが、数年後にそうなる可能性のある選手は多い。世代交代の最中にあるドイツ代表は、EUROの1年延期による恩恵を受けるチームになるかもしれない。