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【写真:Getty Images】
ガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ/今季成績:24試合10得点)
ロベルト・フィルミーノ(リバプール/今季成績:29試合8得点)
エヴェルトン(グレミオ/昨季成績:30試合11得点)
ガブリエウ・ジェズスは、昨年のコパ・アメリカから右ウイングでプレーしている。準決勝のアルゼンチン戦では1得点1アシストを記録するなど、一定の適性を見せていると言えるだろう。
センターフォワードを務めるのはロベルト・フィルミーノ。堅守を誇るブラジル代表ではファーストディフェンダーとして貢献も高く、リバプールでモハメド・サラーやサディオ・マネを活かすように、ジェズスにストライカーの仕事をさせることもできる。
一方、ネイマールについて指揮官は「素晴らしい選手だが、不可欠ではない」と評している。事実、大会直前の負傷でネイマールを欠いたコパ・アメリカでブラジル代表は優勝。ネイマールは大会後にチームに戻ってきたが、ブラジル代表はそこから4試合続けて勝つことができなかった。ディフェンス面での貢献に欠けるネイマールは候補の一人でしかないのかもしれない。
ネイマールを欠いたとしても、ブラジル代表が人材に困ることはない。昨年のコパ・アメリカで得点王に輝いたエヴェルトンを筆頭に、プレミアリーグで2季連続2ケタ得点をマークするリシャルリソンや、アヤックスで昨季UEFAチャンピオンズリーグ準決勝進出に貢献したダビド・ネレスら20代前半の選手が並ぶ。
ベテランのウィリアンもまだ健在で、レアル・マドリードでプレーするロドリゴとヴィニシウス・ジュニオールも近い将来、この争いに加わることになるだろう。右サイドにストライカーのジェズスを配置するのであれば、ウインガーのエヴェルトンが適任だろうか。左利きのネレスもいいアクセントになるだろう。
中盤から前線にかけては若いタレントが豊富なブラジル代表だが、ディフェンスラインでは大ベテランの大御所がなおもプレーしている。彼らが健在であればいいが、1年後に延期されたコパ・アメリカでは新戦力がプレーしているかもしれない。