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【写真:Getty Images】
カゼミーロ(レアル・マドリード/今季成績:25試合3得点)
アルトゥール(バルセロナ/今季成績:16試合3得点)
ルーカス・パケタ(ACミラン/今季成績:17試合0得点)
アンカーはカゼミーロが不動の存在となっている。レアル・マドリードと同じように、不在のときにその偉大さを痛感する選手で、攻守両面においてその貢献度は計り知れない。ファビーニョも代表で活躍できる能力を備えているが、現時点でカゼミーロを差し置いて起用される可能性は低いだろう。
昨年のコパ・アメリカ初戦ではフェルナンジーニョがカゼミーロと中盤の底で並んだが、2戦目以降はアルトゥールが起用されている。中盤の底で安定感をもたらすカゼミーロと、プレーメイカーのアルトゥールはタイプ的にも相性がいい。コパ・アメリカ以降はほとんどの試合に先発で起用されており、予定されていた今夏のコパ・アメリカでもブラジル代表の主力としてプレーしていただろう。
期限付き移籍でプレーするバイエルン・ミュンヘンで今季8得点6アシストと結果を残していたフィリッペ・コウチーニョには、司令塔としての活躍が期待されていた。しかし、コロナウイルスによる中断中だった4月下旬に右足首を手術。5月中旬に再開されたブンデスリーガでは復帰できていない。
コウチーニョが不在となれば、ルーカス・パケタが起用されるだろう。今季はACミランで苦しい時間を過ごしているが、ブラジル代表で飛躍のきっかけを掴みたいところ。直近の2試合では先発起用されており、ケビン・デブルイネのような選手になる可能性を秘めていると指揮官から期待を寄せられている。
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