【写真:Getty Images】
アメリカのドナルド・トランプ大統領は、同国サッカー連盟が試合前の国歌斉唱時に膝をつくことを認める決定を下したことに反発し、サッカーを「もう観ない」とツイートしている。
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黒人差別に対する反対運動の高まりを受け、アメリカサッカー連盟(USSF)は今月10日、国歌斉唱時に起立せず膝をつくことを禁じるルールを撤廃することを投票で可決したと表明。選手が代表チームの試合前に意思表明を行うことを支持する姿勢に転じた。
膝をつくことで差別反対を訴える行動は、2016年にアメリカンフットボールのコリン・キャパニックが開始。アメリカ女子サッカー代表のMFメーガン・ラピノーが賛同して試合前の国歌斉唱時に膝をついたが、USSFは翌年にこれを禁止するルールを制定していた。
米下院議員のマット・ゲーツ氏は国歌への敬意を払わないことを問題視し、USSFの決定に対して「国歌に起立しないサッカーチームはいらない」と11日にツイート。「起立しないのなら我が国の代表チームとしてプレーするべきではない」と主張した。
さらに13日にはトランプ大統領もこれに反応。ゲーツ氏の発言を伝えるメディア報道への返信の形で、「もう観ない!」と公式ツイッターアカウントでサッカーの観戦ボイコットを宣言している。「NFLも同じ方向へ向かいつつあるようだ。私は観ない!」とアメリカンフットボールについても同様のメッセージを投稿した。
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