【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグは12日、選手たちが黒人差別反対運動「ブラック・ライヴズ・マター」に賛同する意思表明を行うことを支持する姿勢を公式声明で明らかにした。
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プレミアリーグ全20クラブの選手たちは、全ての差別に反対することを改めて明確にする姿勢を表明。リーグはイングランドサッカー協会(FA)や選手協会などと連携しつつ選手たちの活動を支持すると述べている。
選手たちはプレミアリーグ再開後の初戦でユニフォームの背中の選手名に代えて「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)」の文字を入れることを希望しており、リーグはこれを承認。今月17日に行われる2試合と、来週末に行われる10試合で実行される。
また、その後の試合でも「ブラック・ライヴズ・マター」のロゴと、新型コロナウイルスと戦うNHS(国民保健サービス)の医療関係者への感謝の思いを示すバッジがユニフォームに縫い付けられる。プレミアリーグは選手たちが試合中に膝をつく姿勢で差別反対を訴えることも支持すると述べている。
米国で黒人男性が警官に取り押さえられて死亡した事件を受け、「ブラック・ライヴズ・マター」活動は大きく拡大。サッカー選手が試合中にメッセージを発信する行為は処分対象となる可能性があるとの見方もあったが、国際サッカー連盟(FIFA)なども含めてサッカー界全体で支持する動きが強まっている。
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