GK
【写真:Getty Images】
ヤスパー・シレッセン(バレンシア/今季成績:16試合19失点)
ワールドカップでは2010年の南アフリカ大会で準優勝、続くブラジル大会でも3位に入ったオランダ代表。しかし、EURO2012ではグループステージ敗退、EURO2016とロシアワールドカップでは予選敗退するなど、暗い時代を過ごしていた。
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
18年2月に監督に就任したロナルド・クーマンは「大きな変化が必要」と話し、世代交代に着手した。当時リバプールに移籍したばかりのフィルジル・ファン・ダイクをキャプテンに据え、フレンキー・デヨングやマタイス・デリフトとった若いタレントを抜擢している。
ネーションズリーグでは決勝ラウンドに進み、準決勝でイングランドを延長戦で下した。ポルトガルに敗れたものの、準優勝に輝いている。ドイツと同組になったEURO予選では苦戦する試合もあったが、1試合を残して本戦出場を決めた。
予定通り開催されれば、ヤスパー・シレッセンがゴールマウスを守っていたはず。ネーションズリーグとEURO予選のすべての試合に先発で起用され、指揮官からの信頼は揺るぎない。AZのマルコ・ビゾトやユトレヒトのイェルーン・ズートが抜擢される可能性は考えにくい。
バルセロナではドイツ代表GKのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの控えだったが、今季からプレーするバレンシアでは正GKとして起用されていた。昨年12月にふくらはぎを負傷してハウメ・ドメネクに出場機会を譲る時期もあったが、中断前2試合では先発で起用されている。