【写真:Getty Images】
トッテナムのイングランド代表MFデル・アリは、今年2月に新型コロナウイルスを揶揄するような動画を撮影していた一件により、1試合出場停止および罰金の処分を下された。英『BBC』などが伝えている。
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処分対象となる事件が発生したのは2月初旬。シーズン中の短期間のバカンスのためドバイへ向かおうとしていたアリがロンドンのヒースロー空港で撮影し、友人たちに送付したとみられる動画が出回って問題視された。
当時は中国国内で猛威を振るう新型コロナウイルスが旅行者などを通して世界各地へ拡散することが懸念され、そのことが中国などアジア人への人種差別を引き起こす可能性も懸念されていた。そういった状況でアリは、空港にいた中国人とみられる一般客を撮影し、ウイルスに関して揶揄するようなコメントを添えていた。
アリは差別的意図はなかったとして謝罪を行ったが、調査機関では同選手の行動が差別行為などを禁ずるレギュレーションに反すると判断。1試合出場停止および罰金5万ポンド(約677万円)の処分を下すことを決定した。
トッテナムは今月19日にプレミアリーグ再開初戦となる試合でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する予定。アリはこの試合を欠場することになる。
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