ブラジルW杯(2014)&ロシアW杯(2018)
【写真:Getty Images】
ロメル・ルカク
生年月日:1993年5月13日
個人成績(2014):4試合出場/1得点0アシスト
個人成績(2018):6試合出場/4得点1アシスト
16歳でベルギー代表デビューを飾り、ベルギーリーグ得点王にも輝いた怪物ストライカーは、順調に成長を遂げて瞬く間にA代表のエースへと上り詰めていった。ソンクが去りし後のベルギー代表を引っ張り、世界的な強豪へと導いた立役者の1人だ。
初めてのワールドカップとなった2014年のブラジル大会には、欧州予選突破にも大きく貢献し、本大会ではラウンド16のアメリカ代表戦の延長後半に決勝点となるゴールを奪った。ベルギー代表は準々決勝でアルゼンチン代表に敗れた。
4年後のロシアワールドカップでは、グループリーグ初戦と第2戦の2試合連続で2得点を挙げる驚異的な活躍を披露。ワールドカップでの2試合連続2得点は1986年大会のディエゴ・マラドーナ以来という快挙だった。
ラウンド16の日本代表戦では、0-2からの大逆転勝利において重要な役割を果たした。後半アディショナルタイム、ナセル・シャドリが奪った決勝点のシュートを絶妙なスルーでお膳立てしたのがルカクだった。
決勝トーナメントではゴールを奪えなかったものの、3位決定戦のイングランド代表戦まで、グループリーグ第3戦を除く6試合に出場。改めて世界的強豪に肩を並べたベルギー代表のエースストライカーとしての実力を誇示した。
【了】