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トマ・ムニエ(パリ・サンジェルマン/今季成績:16試合0得点)
トルガン・アザール(ドルトムント/今季成績:29試合7得点)
右ウイングバックは、ロシアワールドカップでレギュラーを務めたトマ・ムニエと、アタランタのティモティー・カスターニュの争いになっている。代表キャップ数40試合を誇るムニエはパリ・サンジェルマンでのプレーが4シーズン目となり、大舞台でのプレー経験も豊富だ。
22歳のカスターニュはジャンピエロ・ガスペリーニ監督率いるアタランタで両サイドをこなしている。昨シーズン後半はレギュラーに定着したが、今季は怪我で出遅れ、後半戦もベンチで過ごす時間が多かった。今夏に開催されていたとしたら、ムニエの後塵を拝す可能性が高かっただろう。
左ウイングバックは3選手が争う。今季、アンデルレヒトに加入したナセル・シャドリは前半戦だけで7ゴールを挙げる活躍を見せたが、2月にふくらはぎを負傷。3月に復帰したが、新型コロナウイルスの拡大によりベルギーリーグがそのまま終了してしまったため、その後のコンディションがどうなっていたかはわからないところだ。
ヤニス・カラスコは18年2月に中国の大連一方でプレーしていたが、今冬に期限付きでアトレティコ・マドリードに復帰。試合後半からの起用が続き、復帰後はゴールがなかった。一方で、トルガン・アザールは今季からプレーするドルトムントで7得点13アシストをマーク。この3人の中では一歩抜けた存在と言えるだろう。
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