マドリード市のホセ・ルイス・マルティネス＝アルメイダ市長は、延期されている今季チャンピオンズリーグ（CL）の決勝を同市で開催することに意欲を見せた。スペイン『13TV』のインタビューで語ったとして『EFE通信』が伝えている。

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　今季のCLは新型コロナウイルスの影響により3月中旬以降開催がストップ。今月17日に再開スケジュールの決定が見込まれているが、決勝の開催予定地であるイスタンブールからの開催地変更の可能性もあると報じられており、リスボンやフランクフルトなどが候補だと言われている。

　昨年の決勝が開催されたマドリードも新たな開催地候補として名乗りを挙げた。マルティネス＝アルメイダ市長は、「マドリードの復旧を世界に告げるメッセージ」になるとして、開催を「全面的に支持する」と述べた。

　スペインは新型コロナウイルスにより大きな被害を受けた国のひとつであり、累計感染者数は28万人以上に達した。「CL決勝のような大きな国際イベントを迎えることは非常に重要だ。あれほどの劇的な状況から短期間で立ち直る力がマドリードにはあると示すことになる」と市長は語っている。

　マドリードでは昨年にも、アトレティコ・マドリードの本拠地ワンダ・メトロポリターノでリバプール対トッテナムのCL決勝が開催された。レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウが工事中ということもあり、もし今季の決勝が開催されるとすれば再びワンダ・メトロポリターノとなることが見込まれる。

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