【写真:Getty Images】
Jリーグは8日、今年2月に開催された2020年Jリーグプレシーズンマッチの京都サンガF.C.対セレッソ大阪戦において京都サポーターが掲げたフラッグが問題視された一件に関して、クラブに100万円の罰金処分を科す決定を下したことを発表した。
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処分対象となる事案が発生したのは2月9日にサンガスタジアム by KYOCERAにて開催されたプレシーズンマッチ。この試合でホーム側ゴール裏の男性サポーターがナチス親衛隊のマークを連想させるデザインの応援フラッグを掲げたとして問題視された。「人種差別主義を標ぼう・実践したナチスドイツの親衛隊が使用した、交差した骨の上にどくろが乗るデザインと酷似し、一般人に自然にナチスドイツを連想させ得るデザイン」とJリーグは表現している。
Jリーグ側の説明によれば、男性サポーターは2010年から京都のほぼ全てのホームゲームで同様のデザインのフラッグを振っていたとのこと。クラブは横断幕については不適切なものがないか確認を行っていたが、個別のフラッグのデザインまでは確認しておらず、「本件旗が長期間にわたりほぼすべてのホームゲームで振られるのを結果として看過した」とされている。
一方で、サポーターがデザインの意味を理解せず差別的意図を有していなかったこと、発覚後にクラブが速やかな対応と再発防止策を取ったことなどにより酌量の余地があるとも説明。懲罰規定により「1000万円以下」と定められている罰金額を100万円とすることが決定されている。
【了】