怪物ストライカーの原点
2018年に来日したブラジル人ストライカーはJ3、J2で連続得点王に輝き、J1の浦和に加入した。ルヴァン杯の開幕戦で移籍初ゴールを含む2得点をあげると、J1開幕戦でもゴールをあげて、早くもカテゴリーをまたいでの3年連続得点王に期待が高まっている。サポーターを歓喜させ、サッカーファンを驚かせるゴールはいかにして生まれるのか。新型コロナウイルスの影響で中断期間が続く状況だが、気鋭のストライカーが描くゴールのビジョンをオンラインのインタビューで語ってもらった。
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――レオナルド選手がサッカーを始めた頃にストライカーとしての意識、FWとしてプロになりたい意識はどれぐらいあったのでしょうか?
「子供の頃からフットサルをやっていたんですけど、いつもピヴォ、前線でプレーしていて、そこでたくさんのゴールを決めることができていましたので、フィールドに移ったときも最初からFWとしてプレーしていました」
――その頃にアイドルはいたのでしょうか?
「自分のアイドル、憧れるような選手はいなかったですけど、ロマーリオのプレーはいつも観たいと思っていました。もちろんロナウドやエジムンドも好きでしたけど、いつも試合を観たいと思う選手はロマーリオでした」
――ロマーリオのどういうところがストライカーとして優れていたと思いますか?
「ペナルティエリア内では彼が史上最高だと思います。なぜそう思うかと言えば彼にはゴールを決めるときの落ち着きがあるからです。彼はそれほどパワフルでもなく高さもなかったですけど、マークを外す動きが非常にうまくて、自分は小柄な選手ではないですが、ヘディングで競るタイプではないので、マークを外すポジショニングを重視しています」
――レオナルド選手はコリンチャンスのアカデミーでスキルを磨き、そのあとにサントスのユースからBチームに昇格していますけど、そこでは16試合で3得点という記録が残っています。ゴールが多くはないですが、その時の役割とか難しいことがストライカーとしてあったのでしょうか?
「コリンチャンスからサントスのU-20に移った時は31試合で29ゴールを取って、その時Aチームに入る枠がなかったので、Bチームでプレーしました。16試合ということですがスタメンは確か2試合ぐらいだったと思います。他の試合は5分とか10分という時間でしたのでチャンスの数が少なかったですね。スタメンで出た試合は全てゴールを決めたと思います」
――その頃、ロマーリオより近い年齢で参考にしている現役選手はいましたか?
「レバンドフスキ選手、ベンゼマ選手などは近年の選手で気に入っている選手たちです」
(文:河治良幸)
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▽レオナルド( LEONARDO Nascimento Lopes de Souza )
1997年5月28日生まれ 、ブラジル・サンパウロ州出身 。2018年サントスからガイナーレ鳥取へ移籍。移籍初年度でハットトリックを達成するなど、24得点を記録しJ3得点王のタイトルを獲得。2019年シーズンよりアルビレックス新潟に移籍。J2でも類まれな得点感覚で28得点を記録し2シーズン連続の得点王を獲得。J3 、J2での活躍が認められ2020年J1浦和レッズへ移籍。
【了】