1位:クロップ監督の下で急成長
DF:アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表/リバプール)
生年月日:1994年3月11日(26歳)
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
今季リーグ戦成績:28試合出場/1得点7アシスト
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左サイドバック能力値ランキングの1位に輝いたのはアンドリュー・ロバートソンだ。26歳のレフティーは昨季、プレミアリーグだけで11アシストを記録し、チームのチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも大きく貢献するなど圧巻のパフォーマンスを披露。今季も主力として左サイドを活性化させているなど、大きく奮闘している。デビュー当初は4部でのプレーも経験した男は、ユルゲン・クロップ監督の下で急激な成長を果たした選手の一人と言えるだろう。
そんなロバートソンが最も強みとしているのはキック精度の高さだろう。昨季リーグ戦で11アシストを記録した事実が示す通り、鋭くかつ正確なクロスは常に相手にとって脅威となっている。サイドチェンジの質もワールドクラスであり、果敢な攻撃参加から繰り出されるパンチ力のあるミドルシュートも特筆すべき武器の一つ。組み立て、崩し、フィニッシュを左足一本で完遂させてしまう、恐ろしい存在であると言える。
もちろんサイドバックには欠かせないスタミナも豊富。サイドでの上下動を90分間欠かさず行うことができ、場合によっては相手GKまでプレッシャーを与えることも。また、一度食らいついたら放さない泥臭く粘り強い守備も持ち味としており、大柄なタイプではないものの「フィジカル」でも簡単には負けない。「スピード」も十分であり、背後にボールを通されてもすぐに追いつくことが可能と、「守備力」もかなり高い選手である。
攻撃も守備も一切手を抜かず、90分間で計り知れない働きぶりを見せることができるロバートソン。ややフラストレーションが溜まりやすい印象があり、冷静さは保ちたいところであるが、左サイドバックランキングのトップは妥当な結果と言えるのではないか。
【了】