3位:世界屈指のマルチロール
DF:ダビド・アラバ(オーストリア代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1992年6月24日(27歳)
市場価格:6500万ユーロ(約78億円)
今季リーグ戦成績:20試合出場/1得点1アシスト
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オーストリアが生んだワールドクラスのレフティー。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下では「偽SBの先駆者」として名を馳せた選手である。今季のバイエルン・ミュンヘンでは本職の左サイドバックではなくセンターバックとしての起用が基本となっているダビド・アラバだが、同ポジションでも変わらず高パフォーマンスを発揮中。ユーティリティープレーヤーとしての能力の高さを、証明し続けている。
そんなアラバの武器は非常に多彩であるが、まず触れておくべきはキック精度の高さだろうか。左足から放たれるクロスの質はピカイチであり、“味方が合わせる”のではなく“味方に合わせる”ボールを幾度となく送り込むことが可能。セットプレーのキッカーとしても優秀で、ビルドアップの面で効果を発揮する「パス」の安定感も申し分ない。左足一本でありとあらゆる仕事を果たすことができる選手と言える。
そして「IQ」の高さも見逃せないポイント。アラバはサイドバック、センターバック、ボランチと幅広いポジションでプレーすることを可能としているが、どの場所においても高いレベルでタスクをこなすことができる。柔軟性と戦術理解度の高さを持ち合わせていると言えるだろう。また、好不調の波が比較的少ない選手でもあるなど、「メンタル」の強さも魅力的なストロングポイントである。
「スピード」もあり「空中戦」もそこまで弱くなく、「守備力」もメキメキと向上しているアラバは、まさに穴の少ない選手。左サイドバックランキングのトップ3に選出しない理由は、どこにも見当たらないと言えるだろう。