5位:ブラジルが生んだ最終ラインのテクニシャン
DF:マルセロ(ブラジル代表/レアル・マドリー)
生年月日:1988年5月12日(32歳)
市場価格:2000万ユーロ(約24億円)
今季リーグ戦成績:11試合出場/0得点3アシスト
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ブラジル代表として2度のワールドカップ出場を誇っており、「ロベルト・カルロスの後継者」とも称される世界最高峰の左サイドバック。今季で在籍14年目を迎えたレアル・マドリーでは前人未到のチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を筆頭に、これまで数多くのタイトル獲得を経験するなど、「勝ち方」を知っている存在だ。今年で32歳とベテランの域に達してきた同選手だが、ピッチ上における存在感はまったく色褪せていないと言えるだろう。
そんなマルセロ最大の武器は「89」という数値を記録した「テクニック」だ。ボールタッチの柔らかさはアタッカー顔負けのレベルにあることは間違いなく、足裏、ターン、シザースなどを駆使するなど、まるでダンスを踊っているかのようにボールを操ることを可能としている。複数人に囲まれても簡単に奪われることはなく、ファーストタッチの上手さも別格。こうした点に関しては、サイドバックの選手の中では間違いなくナンバーワンだ。
「スピード」も平均値以上のものを装備。それを活かした「ドリブル」も見事で、縦に抜け出してからクロスを上げることはもちろん、左サイドから中へ切り込んでフィニッシュまで持ち込んでしまうことも少なくない。また、左足一辺倒なイメージが強いマルセロだが、実は右足の精度も抜群に高い選手。左足を警戒するだけではなかなか止められないのが、この男の恐ろしいところである。
攻撃面での存在感が増す一方、守備面での課題をフォーカスされがちなマルセロであるが、単純な1対1などがそこまで弱くないのも事実。ここ最近は負傷離脱が増えるなど肉体面にやや不安が出てきたとはいえ、やはり世界トップクラスのサイドバックと言えるだろう。