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代表 4年前

ブラジル代表、GKの系譜。稀代のPKストッパーから新世代の絶対守護神まで…ゴールに鍵をかける番人たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日韓W杯(2002)

マルコス
【写真:Getty Images】

マルコス
生年月日:1973年8月4日
個人成績:7試合出場/4失点

 1999年からブラジル代表招集を受けるようになるが、前年のフランスワールドカップで控えGKだったジダの後塵を拝し、なかなか出番が回ってこなかった。しかし、2001年になって正GKとして起用されるようになり、日韓ワールドカップの南米予選突破にも貢献。

 そして2002年のワールドカップ本大会でも正GKを任され、決勝まで全7試合に先発出場。決勝でドイツ代表を無得点に抑え、ブラジル代表にとって5度目のワールドカップ優勝に大きく貢献した。それでも大会後は再びジダにポジションを奪われ、メンバー入りしてもほとんど出場機会はなくなってしまう。

 結局、ブラジル代表での最後の出場はコパ・アメリカ2005のグループリーグ第3戦、日本代表戦だった。その年の10月に代表引退を表明。ワールドカップ優勝GKながらブラジル代表での通算出場数は29試合と少なかった。

 クラブレベルでは1992年のプロ入りから現役引退までパルメイラス一筋。1996年頃から徐々に出場機会を増やし、2001年までにブラジル全国選手権1部と2部で通算255試合出場という輝かしいキャリアを築いた。

●2002年日韓W杯決勝・ドイツ戦の先発メンバー

▽GK
マルコス

▽DF
ホッキ・ジュニオール
エジミウソン
ルシオ

▽MF
カフー
ジルベルト・シウバ
クレベルソン
ロベルト・カルロス
リヴァウド
ロナウジーニョ

▽FW
ロナウド

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