20位:ロシアW杯で名を広めた男
DF:バンジャマン・パバール(フランス代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1996年3月28日(24歳)
市場価格:2800万ユーロ(約33.6億円)
今季リーグ戦成績:23試合出場/2得点3アシスト
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この男の名前が世界に広まったキッカケは、2018年に行われたロシアワールドカップだと言えるだろう。当時22歳だったバンジャマン・パバールは、右サイドバックのファーストチョイスとしてレ・ブルーを牽引。ラウンド16のアルゼンチン代表戦では記憶に残る芸術的なボレーシュートを叩き込むなど、同国の20年ぶりとなる優勝に大きく貢献した。その活躍が大きく評価され、今季にはバイエルン・ミュンヘンへ移籍。新天地でも主力として奮闘しているなど、目覚ましい成長を遂げている。
そんなパバールは、堅実な守備が光る選手である。身長186cm・体重76kgとサイドバックとしては十分なサイズを誇っており、「フィジカル」や「空中戦」でそう簡単に競り負けない点が魅力的。さらに、読みの鋭さと動き出しの速さを活かしたインターセプトも抜群に上手く、カバーリングの的確さも輝くなどクレバーな面も。サイドバックだけでなくセンターバックとしても優秀な選手と言える。
攻撃面では確かな「テクニック」とフィードセンスを武器に貢献するパバール。圧倒的な「スピード」を誇っているわけではなく「ドリブル」の技術も凡庸なため、自力でサイドを突破するタイプではないが、味方をうまく使いながら前線に厚みをもたらすことができる。ボールを保持する時間が比較的長いバイエルンでは、効果的なクロスからチャンスを演出するなど、より攻撃面での存在感が濃くなってきていると言えるだろう。
能力全体を見ても飛び抜けた数値を記録したものがなく、派手さという意味では物足りないパバールだが、同選手はまだ24歳。今後の更なる成長に大いに期待したい。