ロシアW杯
ベルギー戦の先発メンバー
監督:西野朗
戦績:ベスト16
背番号1:川島永嗣(メス)
生年月日:1983年3月20日(35歳)
個人成績:4試合出場/7失点
ハビエル・アギーレ監督の下でもGKの序列は変わらず、アジアカップでも川島永嗣がゴールマウスを守った。しかし、所属するスタンダール・リエージュでは出場機会を失い、14/15シーズン限りで退団。チームが決まらない時期が続いたおよそ半年間は代表からも遠ざかった。
川島は15年12月、スコットランドのダンディー・ユナイテッドへ加入したが、それ以降も日本代表では西川周作が正GKとしてプレーした。しかし、17年3月のアジア予選で10か月ぶりの出場を果たした川島が、再び正GKの座を奪っている。
ワールドカップ初戦は嫌な形でFKから失点を喫したが、10人となったコロンビアを相手に勝利を掴んだ。しかし、セネガル戦の10分、川島がシュートを弾いたところをサディオ・マネに拾われて痛恨の失点を喫してしまう。試合は乾貴士と本田圭佑のゴールで引き分けに持ち込んだものの、川島のプレーには批判が集まった。
グループステージ突破を懸けて戦うポーランド戦の前日会見で西野朗監督はあえて前日会見に川島を出席させた。さらに、試合ではキャプテンマークを託して信頼を強調。川島は好プレーを連発した。試合は59分に失点を許して敗れたが、フェアプレーポイントの差でセネガルを上回り、2大会ぶりの決勝トーナメント進出を決めている。
ベルギーとのラウンド16は2点を先行したが、悔いの残る逆転負けを喫した。ゴール前に入れたヤン・フェルトンゲンのヘディングは川島の頭上を越えてそのままゴールに吸い込まれ、マルアン・フェライニのヘディングで同点に追いつかれた。日本代表は後半アディショナルタイムにCKのチャンスを得たが、これがGKにキャッチされると、ロングカウンターから3点目を許している。3度目のベスト8の挑戦はまたしても失敗に終わった。
●ベルギー戦の先発メンバー
▽GK
川島永嗣
▽DF
酒井宏樹
吉田麻也
昌子源
長友佑都
▽MF
柴崎岳
長谷部誠
原口元気
香川真司
乾貴士
▽FW
大迫勇也
【了】