日韓W杯
ロシア戦の先発メンバー
監督:フィリップ・トルシエ
戦績:ベスト16
背番号12:楢崎正剛(名古屋グランパス)
生年月日:1976年4月15日(26歳)
個人成績:4試合出場/3失点
フィリップ・トルシエ監督は就任当初から楢崎正剛を起用した。対照的に川口は出場機会を減らし、2000年のシドニー五輪には楢崎がオーバーエイジで出場している。
楢崎はシドニー五輪の準々決勝・米国戦で中澤佑二と激突して顔面を強打。PK戦までもつれた試合の最後までプレーしたものの、眼窩底を骨折していた。すると、3週間後のアジアカップで出番が回ってきた川口が躍動する。サウジアラビアとの決勝ではファインセーブを連発し、日本代表を優勝に導いた。
川口は01年のコンフェデレーションズカップにも5試合中4試合でプレーして準優勝に貢献した。しかし、10月に移籍したプレミアリーグのポーツマスでは出場機会を得られず、代表では楢崎に出番を譲った。2度目のワールドカップでは、楢崎が4試合すべてでゴールマウスを守っている。
日本代表はトルコ戦に敗れてベスト16で敗退したが、グループステージのロシア戦とチュニジア戦ではクリーンシート(無失点)を達成した。トルシエジャパンの代名詞ともいえるフラット3を後方から操った楢崎は、4試合を3失点に抑える活躍で初の決勝トーナメント進出に貢献している。
●ロシア戦の先発メンバー
▽GK
楢崎正剛
▽DF
松田直樹
宮本恒靖
中田浩二
▽MF
明神智和
稲本潤一
戸田和幸
小野伸二
中田英寿
▽FW
鈴木隆行
柳沢敦
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