6位:ドイツで急成長
DF:アシュラフ・ハキミ(モロッコ代表/ボルシア・ドルトムント)
生年月日:1998年11月4日(21歳)
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
今季リーグ戦成績:25試合出場/3得点10アシスト
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モロッコ代表の若手DFがドイツの地で急成長を果たしている。昨季、レアル・マドリーから期限付きでボルシア・ドルトムントに加入した同選手は、左右両翼を高レベルでこなし、リーグ戦21試合に出場。そして今季は4月1日時点でリーグ戦25試合に出場し、3得点10アシストの活躍を見せているなど、よりパワーアップした姿を見せているのだ。当然ながら評価はぐんぐん上昇中で、来季はマドリーでも主力を張るのではないかと噂されている。
そんなアシュラフ・ハキミ最大の武器は「95」という飛び抜けた数値を記録した「スピード」だ。前線へ飛び出すダイナミックさは申し分なく、一瞬で相手を振り切ってチャンスに持ち込むことを可能としている。その威力はどのチームにとっても大きな脅威となっている。そして、速さだけでなく「フィジカル」の強さもあるのがハキミのストロングポイント。この二つを融合させた同選手からボールを奪うのは容易ではない。
サイドバックの選手とは思えないゴールへの意慾も、ハキミを語る上では欠かせない。ただ縦に抜け出すだけでなく、ダイアゴナルランでペナルティエリア内へ侵入するなど、動きに変化をつけチャンスを作り出すことも少なくなく、隙があれば自らフィニッシャーの役割を担うことも。まさに、アタッカー顔負けの攻撃センスを持っている選手と言えるだろう。本当に恐ろしいDFだ。
一方で向上させたいのは「パス」の精度。そこまで大きなウィークポイントとなっているわけではないが、特にダイレクトパスが雑になることが多く、このあたりの安定感は一つのミスが命取りとなるDFとしては改善していきたいところ。守備対応も時々疎かになることがあるため、ここも修正が必要だろう。
【了】