【写真:Getty Images】
米国ミネソタ州ミネアポリスで警官に取り押さえられた黒人男性ジョージ・フロイド氏が死去した先月25日の事件に対し、米国内や欧州などでデモや抗議活動が拡大している。サッカー界でも複数の選手らが抗議の意思表明を行った。
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ボルシア・ドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョもその一人。現地時間5月31日に行われたブンデスリーガ第29節のパーダーボルン戦でキャリア初のハットトリックを達成した20歳は、得点後にユニフォームを脱いで「ジョージ・フロイドに正義を」と書かれたTシャツを見せた。チームメートのDFアクラフ・ハキミも同じ文面のTシャツを見せている。
「キャリアで初めてのハットトリックは嬉しく思うが、個人的には今はほろ苦い時期だ。世界ではそれ以上に重要なことが起きており、僕らみんなが取り組んで変化への力にならなければいけない」とサンチョは試合後にインスタグラムでもメッセージを投稿した。
フランス代表レジェンドのリリアン・テュラム氏の息子であるボルシア・メンヒェングラッドバッハのFWマルクス・テュラムも同様の思いを示した。31日のウニオン・ベルリン戦でゴールを決めたあと、ピッチに膝をつく体勢で抗議活動への賛同を表している。
前日に行われたシャルケ対ブレーメン戦では、シャルケのアメリカ代表MFウェストン・マッケニーが「ジョージに正義を」と書かれたアームバンドを巻いてプレーしていた。またパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペも同じ言葉をハッシュタグとしてSNS投稿するなど、抗議を表明する選手が増えつつある。
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