16位:小柄なファイター
MF:ルーカス・トレイラ(ウルグアイ代表/アーセナル)
生年月日:1996年2月11日(24歳)
市場価格:3600万ユーロ(約43.2億円)
今季リーグ戦成績:24試合出場/1得点1アシスト
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ペスカーラ、サンプドリアでプレーするなどイタリアの地で頭角を現したウルグアイ代表MF。2018年のロシアワールドカップでは母国のベスト8入りに貢献し、同大会直後にアーセナル移籍を果たした選手である。イングランドの名門で付けた背番号は11。ちなみにこの番号を選んだ理由として同選手は「誕生日が11日であること、ドレッシングルームでエジルの隣に座れるから」と回答。この可愛らしいコメントは、すぐにアーセナルサポーターのハートを撃ち抜いた。
そんなルーカス・トレイラは「守備力」に長けた選手である。身長168cm・体重64kgと小柄なウルグアイ人MFだが、そのハンデを感じさせないハードなディフェンスが光る存在で、どんなに大柄な選手相手でも恐れず勇敢に立ち向かう。その姿はまるで、一度狙った獲物を逃さない肉食動物そのもの。豊富な運動量、「フィジカル」の強さ、そして危機察知能力の高さが兼ね備わっている選手と言えそうだ。
そして、攻撃面では「パス」の安定感を武器にビルドアップで貢献。ボール奪取後すぐに味方を活かすことができるなど、攻撃のスイッチを一人で入れてしまう恐ろしさがある。また、前方にスペースが広がっていると見れば積極的な「ドリブル」で侵入していき、そのままフィニッシュにまで繋げてしまうことも。決定的な仕事が少ないとはいえ、中盤における攻守両面の働きぶりは特筆すべきものがあると言える。
「空中戦」はさすがに数値が落ちるが、その他の能力はほとんどで平均値以上を記録したトレイラ。ただ、飛び抜けた数値となったものがないのも事実で、各能力を今後さらに伸ばしていくことが求められると言えそうだ。
【了】