フットボールチャンネル

世界最高のボランチは誰だ! 守備的MF能力値ランキング16位~20位。プレミア上陸の若き才能にアーセナルの小兵が登場!(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

17位:ヴィエラ二世と称された男

ウィリアム・カルバーリョ
ウィリアム・カルバーリョの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:ウィリアム・カルバーリョ(ポルトガル代表/ベティス)
生年月日:1992年4月7日(28歳)
市場価格:1600万ユーロ(約19.2億円)
今季リーグ戦成績:9試合出場/0得点0アシスト


【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 スポルティングCPの下部組織出身で、ポルトガル代表として2度のワールドカップ出場、EURO2016(欧州選手権)出場を果たした28歳のMF。若き頃から注目を浴びていた存在であり、過去には元フランス代表であるパトリック・ヴィエラと比較されていた選手だ。ベティスには2018/19シーズンより在籍。今季は怪我の影響でリーグ戦出場は9試合に留まっているが、貴重な戦力として寄せられている信頼は揺るがない。

 ウィリアム・カルバーリョは「IQ」の高い選手である。抜群のポジショニングと危機察知能力の高さを活かしてボールを奪い続けることを可能としており、幅広いエリアを“掃除”する。そして身長187cm・体重79kgを誇るなど、「フィジカル」でも強みを発揮。単純なぶつかり合いでことごとく勝利し、「空中戦」でも輝くなど、中盤の守備に抜群の安定感をもたらすことができる。センターバックとしても優秀と言えるだろう。

 また、オフェンス面で活きるセンスに関しても高いレベルにある。先述した「フィジカル」の強さを活かしたキープ力は抜群で、簡単にボールを失うことがない。さらには「パス」の安定感があり、確かな戦術眼も持ち合わせているため、プレーの選択を誤ることが少ない選手でもある。守備面ではフィルター役となり、攻撃面では組み立てのスイッチを入れることができるのは、カルバーリョ最大の特徴と言えるのではないか。

 一方で「スピード」は一気に数値が下がる。快速自慢と対峙した際はもちろんのこと、緩急を巧みに使いこなす選手とのマッチアップでもやや後手に回ることがあるなど、ウィークポイントとなっている。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!