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代表 4年前

韓国代表、背番号10の系譜。日韓大会4強進出の英雄、流浪の嫌われ者、そして“コリアン・メッシ”へ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルワールドカップ(2014)

パク・チュヨン
【写真:Getty Images】

背番号10:パク・チュヨン(ワトフォード)
生年月日:1985年7月10日(当時28歳)
個人成績:2試合出場/0得点0アシスト

監督:ホン・ミョンボ
戦績:グループリーグ敗退



 3度目のワールドカップは過去にない苦しい状況の中で迎えた。アーセナルには全く居場所がなく、2013/14シーズン後半戦はイングランド2部のワトフォードへ期限付き移籍。しかし、カテゴリを下げたレンタル先でもほとんど出場機会を得られず、丸々1シーズンにわたって公式戦でほとんどプレーしていない状態だった。

 所属クラブで不遇の時が続いていたため、2013年2月以降は韓国代表から1年近く遠ざかっていたが、ワールドカップ直前に復帰して本大会でもメンバー入りを果たす。しかし、実戦感覚を失ったパク・チュヨンにかつての面影はなく、グループリーグ第1戦のロシア代表戦と第2戦のアルジェリア代表戦に先発出場するも60分に達する前に途中交代。

 2試合で1つもゴールを奪えず、第3戦のベルギー代表戦はベンチから韓国代表の敗退を見届けた。ワールドカップ開幕前にアーセナルから契約満了にともなってフリーとなることが発表されており、大会後に実質約4ヶ月の無所属期間を経てサウジアラビアのアル・シャバブと契約した。

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