14位:インテルの黒子役
MF:マルセロ・ブロゾビッチ(クロアチア代表/インテル)
生年月日:1992年11月16日(27歳)
市場価格:4800万ユーロ(約57.6億円)
今季リーグ戦成績:23試合出場/3得点4アシスト
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フルヴァツキ・ドラゴヴォリャツでプロキャリアをスタートさせ、メキメキと成長を遂げた27歳のMF。2018年に行われたロシアワールドカップでは、ルカ・モドリッチやイバン・ラキティッチらと共に中盤の要として活躍し、母国の準優勝に大きく貢献した。また、2015年より所属しているインテルでも加入1年目から主力として印象的なパフォーマンスを披露。今季もアントニオ・コンテ監督の下で欠かせぬ存在として、大いに奮闘している。
そんなマルセロ・ブロゾビッチは、パスセンスに長けた選手であると言えるだろう。視野の広さは抜群で、ショートパスの安定感はもちろんのこと、味方のチャンスを演出するスルーパスや相手のプレスを回避するロングパスの質なども極めて高い。利き足だけでなく左足のキックも精度十分と、攻撃のリズムを作り出すことを可能としている。また、ボールの受け方や受ける場所も的確で、テンポよくプレーできることも魅力ポイント。「IQ」も高い選手であると言えそうだ。
もちろん守備面でもしっかりと貢献できる選手。細身だが「フィジカル」で簡単に劣ることなく、運動量も豊富なため様々なエリアに顔を出して相手の勢いを抑制することができる。また、先述した「IQ」の高さはディフェンス面でも発揮。抜群のポジショニングを活かして危険なパスコースを的確に消し、相手のビルドアップをストップさせる。決して目立ちはせず数字にも残りにくいのだが、こうした気の利いたプレーを継続して行うことができるのが、ブロゾビッチの特徴とも言える。まさに“黒子役”だ。
能力全体を見てみると飛び抜けた数値を記録したものがないことがわかるが、バランスは非常に良い。平均値がそこまで大きく上がらなかったとはいえ、彼もまた守備的MFとしての完成度が比較的高い選手と言える。