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フランス代表監督、シーズン打ち切りを支持。ドイツの無観客再開には批判

text by 編集部 photo by Getty Images

ディディエ・デシャン
【写真:Getty Images】

 フランス代表のディディエ・デシャン監督は、新型コロナウイルスの影響によりフランスのシーズンが打ち切られた決断を支持するとともに、無観客試合でリーグ戦を再開したドイツのブンデスリーガのやり方には疑問を呈している。仏紙『パリジャン』がインタビューを伝えた。

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 フランスでは政府が9月になるまでスポーツイベントの開催を認めない方針を示したことを受け、2019/20シーズンの打ち切りが4月24日に決定された。「一貫性があり賢明な決断」であり、「受け入れなければならない」とデシャン監督はその自国の決定について考えを述べている。

 一方ドイツでは、スタジアムに観客を入れず、選手たちも様々な感染予防対策を取った上で今月16日からリーグ戦を再開。イタリアやスペイン、イングランドなども同様の形での再開を目指している。

 バイエルン・ミュンヘンでプレーするDFベンジャマン・パヴァールやFWキングスレイ・コマンなどフランス代表選手のプレーをチェックすることも含めて、デシャン監督も再開されたブンデスリーガを観戦してはいるが、違和感を覚える部分もあるようだ。

「一貫性がないように見える光景もある。選手たちは普段通りのサッカーをして、接触や競り合いもあるが、スタンドでは控え選手がマスクを着けて2メートル離れている。率直に言って理解できない」とデシャン監督。また、イングランドやスペインでは男子のリーグ再開を目指す一方で女子のリーグ打ち切りが決定されたことからも、結局は選手たちの健康よりも経済面のみが重視されているとして批判的な見解を示した。

 一方でイングランドでは、チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテがウイルス感染への不安からチーム練習参加を拒否。「理解できるし、彼は模範的だと思う。クラブが認めたのも素晴らしいことだ」とデシャン監督はカンテとチェルシーに賛辞を送っている。

【了】

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