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代表 5年前

ベルギー代表、背番号10の系譜。20世紀屈指のファンタジスタに現代最高のドリブラーまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ブラジルワールドカップ(2014)

エデン・アザール
【写真:Getty Images】



背番号10:エデン・アザール(チェルシー)
生年月日:1991年1月7日(当時23歳)
個人成績:5試合出場/0得点1アシスト
戦績:ベスト8



 3大会ぶりのワールドカップ出場でベルギー代表の背番号10を任されたのは、エデン・アザールだ。育成年代の改革の成果が現れ、ケビン・デ・ブライネやロメル・ルカクらとともに黄金世代の1人として欧州予選の首位通過に貢献しての本大会出場だった。

 チェルシーでイングランドのプロ選手協会選出の年間ベストイレブンに2年連続で輝き、世界的ビッグタレントとしての評価を確立して迎えたワールドカップで、アザールは初戦から躍動する。グループリーグ第1戦のアルジェリア代表戦の終盤にドリース・メルテンスの決勝ゴールをアシストし、続く第2戦のロシア代表戦でも88分にディボック・オリギの劇的な決勝ゴールを演出した。

 2連勝で早々に決勝トーナメント進出を確定させたことで第3戦の韓国代表戦は終盤に途中出場したのみで力を蓄え、決勝トーナメント1回戦のアメリカ戦は延長後半途中まで奮闘して勝利に貢献。準々決勝でアルゼンチン代表に敗れてしまったものの、アザールはブラジルの地で新世代ベルギーここにありを存分に印象づけた。

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