アメリカワールドカップ(1994)
【写真:Getty Images】
背番号10:エンツォ・シーフォ(モナコ)
生年月日:1966年2月19日(当時28歳)
個人成績:4試合出場/0得点1アシスト
戦績:ベスト16
シチリア島からのイタリア人移民家庭に生まれ、18歳でベルギー国籍を取得。直後のEURO1984に出場して脚光を浴びた。ワールドカップには20歳だった1986年のメキシコ大会から1990年、1994年、1998年と4大会連続参戦を果たしている。初出場だったメキシコ大会ではベスト4進出に貢献した。
2大会連続で背番号10を託されて臨んだ1994年大会では、グループリーグ全試合と決勝トーナメント1回戦の全4試合に出場した。しかし、最後はドイツ代表に2-3で敗れて2大会ぶりの準々決勝を逃した。
予測不能なファンタジー溢れるプレースタイルで20世紀終盤の欧州サッカー界を代表する選手の1人となったシーフォは、ミシェル・プラティニに「20世紀最後のゲームメイカー」と称えられた。抜群のキープ力とパスセンスでベルギー代表通算84試合に出場している。
2000年の現役引退後は指導者に転身し、2015年から2016年にかけてU-21ベルギー代表監督も務めた。最新のFIFAランキングで1位のA代表にも多数の教え子を送り込んでいる。