南アフリカW杯
パラグアイ戦の先発メンバー
監督:岡田武史
戦績:ベスト16
背番号1:楢崎正剛(名古屋グランパス)
生年月日:1976年4月15日(34歳)
個人成績:0試合出場/0失点
ドイツワールドカップ後に就任したイビチャ・オシム監督が正GKに選んだのは川口だった。07年のアジアカップ、PK戦に突入した準々決勝のオーストラリア戦では2人連続でPKを止めて勝利に導いている。しかし、岡田武史監督に代わった08年、南アフリカワールドカップアジア3次予選のバーレーン戦で、川口はクロスボールに対する判断ミスから失点を喫してしまった。
この試合を境に正GKとなった楢崎だが、同年11月に左足関節靱帯損傷と左腓骨筋腱脱臼の大ケガを負ってしまう。それでも復帰後は代表に返り咲き、南アフリカワールドカップの本大会出場権獲得に貢献した。
ワールドカップ本大会には正GKだった楢崎、代表に定着していた川島永嗣に加え、度重なる負傷の影響で代表を外れ、10年は所属するジュビロ磐田でも出場していなかった川口がサプライズ選出を果たした。
大会前の時点では楢崎が正GKとされていたが、直前合宿で行われたイングランド戦ではテストされた川島がフランク・ランパードのPKを防ぐなど好プレーを連発する。これをきっかけに川島が本大会でも起用され、背番号1を背負う楢崎はベンチから日本代表のベスト16進出を見届けることとなった。
楢崎は大会後の9月7日に行われたグアテマラ戦に先発したが、この試合を最後に日本代表からの引退を表明した。この年は所属する名古屋グランパスを優勝に導き、自身はGK史上初となるMVPを獲得。Jリーグ歴代最多タイ(2020年4月時点)となる通算631試合出場という記録を打ち立てた楢崎は、奇しくも川口と同じ18年限りでユニフォームを脱いでいる。
●パラグアイ戦の先発メンバー
▽GK
川島永嗣
▽DF
駒野友一
中澤佑二
田中マルクス闘莉王
長友佑都
▽MF
阿部勇樹
松井大輔
長谷部誠
遠藤保仁
大久保嘉人
▽FW
本田圭佑