【写真:Getty Images】
サンパウロ在籍時にクラブ世界一に輝いた経験もあるDFフラヴィオ・ドニゼッチは、過去に極度の薬物依存症に陥る中で、クラブワールドカップ優勝のメダルもドラッグ購入資金を得るために売却したと明かした。ブラジル『グローボエスポルチ』が23日付でインタビューを伝えている。
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サンパウロは2005年に日本で開催されたFIFAクラブワールドカップ決勝でリバプールを下して優勝。当時21歳だったドニゼッチは、出場機会こそ得られなかったものの登録メンバーに名を連ねており、優勝選手の一人としてメダルを受け取った。
だがその後はいくつかのクラブにレンタルされたあと、負傷などの影響もあって順調なキャリアを送ることはできず。その苦境の中でコカインなどの薬物依存症に陥ったことを2018年に明かしていた。
サンパウロで獲得したメダルについては、「ドラッグを使うため7000レアル(約13万6000円)で売った。家で禁断症状に襲われ、他に何も見当たらなかった」と告白。サンパウロ時代のユニフォームなども売却したと語っている。
現在36歳となったドニゼッチは依存症を克服し、庭師として仕事をしながらトレーニング中。新型コロナウイルスのパンデミック終了後にはプロ選手として復帰を果たすことも目指しているという。
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