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ザッケローニ氏、セリエA再開に反対「経済的関心の結果。選手には重荷」

text by 編集部 photo by Getty Images

アルベルト・ザッケローニ
【写真:Getty Images】

 元日本代表監督であり、イタリアの多くのビッグクラブでも監督を歴任したアルベルト・ザッケローニ氏は、中断されているセリエAの再開に否定的な見解を示している。伊紙『コッリエレ・デッラ・セーラ』が21日付でコメントを伝えた。

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 新型コロナウイルスの影響によるリーグ戦中断からの再開を目指しているイタリアでは、今週から各クラブが段階的にグループ練習を再開。28日にはリーグ再開に向けた結論が下される見通しとなっている。

 だが選手たちの肉体面・精神面の負担への懸念から、ザッケローニ氏は再開に反対。「70日間の中断後に再開するのは異常なことだと私には思える。経済的関心の結果であり、優勝チームや昇格・降格を決める必要性によるものだ」と述べている。

「無理のある状況だ。これまでもロックダウンの時期を過ごしてきた選手たちにとって心理的に重荷となる。新たな感染者が出た場合にはまた隔離されなければならない。穏やかな気持ちではいられないだろう」とザッケローニ氏は続けた。

 他の欧州主要リーグでは、ドイツは約2ヶ月間の中断を経てすでにブンデスリーガが再開。フランスやオランダ、ベルギーではシーズンの打ち切りが決定された。プレミアリーグやリーガエスパニョーラはイタリア同様に再開を目指している。

【了】

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