Jリーグは22日、第8回新型コロナウイルス対策連絡会議後にNPBとの合同記者会見をオンラインで行った。

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　日本政府は21日、新型コロナウイルスの流行が落ち着いたと判断した京都、大阪、兵庫の関西3府県で緊急事態宣言を解除した。安倍晋三首相は25日にも感染状況を考慮し、全面解除する方針も明らかにしている。

　関西の3府県で緊急事態宣言解除を受け、提言についていくつか変更となった。東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授、東北大学名誉教授の賀来満夫氏は「感染者数が低下してきた中で、具体的な休業要請が解除されて、Jリーグやプロ野球も開催に向けて一歩近づきつつある」とコメント。再開に向けて少しずつ動き出している。

　これまでは「流行時には無観客試合」と提言で示されていたが、賀来氏は「当面の間は無観客試合で開催していただきたいというのを書かせていただいた。当面はということを入れさせていただいたのは新たな提言の中での1つの文言であります」と話し、Jリーグ再開後は無観客で開催されることになるようだ。

　また、再開後は当面の間は無観客試合で実施し、段階的に緩和されていくという。賀来氏は「まずステップ1は無観客だろう、全国一律に。段階を追って、抗体検査の状況などが明らかになっていく中で観客を入れていくといったステップを踏んでいくことが必要だと思って、今回の提言ではそういう表現にさせていただいた」とコメント。移動による感染リスクを踏まえ、今後の状況に応じて段階的に緩和されていくようだ。

　段階的に緊急事態宣言が解除されたこともあり、少しずつではあるが、Jリーグ再開に近づいている。

【了】