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代表 5年前

イングランド代表、背番号10の系譜。オーウェン、ルーニー、スターリング…運命に呪われた早熟の天才たち

シリーズ:編集部 text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツワールドカップ(2006)

マイケル・オーウェン
【写真:Getty Images】

背番号10:マイケル・オーウェン(ニューカッスル・ユナイテッド)
生年月日:1979年12月14日(当時26歳)
個人成績:3試合出場/0得点0アシスト

監督:スヴェン・ゴラン・エリクソン
戦績:ベスト8



 オーウェンにとって3度目のワールドカップでは悲劇に見舞われた。グループリーグ3試合連続で先発出場を果たした背番号10は、第3戦のスウェーデン代表戦の開始51秒で左ひざをひねって担架でピッチ外に運び出される。そしてプレー続行不可能となり、ピーター・クラウチとの交代を余儀なくされた。

 試合後の検査で左ひざ前十字じん帯断裂が判明し、当然ながら大会中の復帰は不可能に。イングランド代表は2002年日韓ワールドカップと同じく準々決勝まで勝ち進んだが、PK戦の末、ポルトガル代表に敗れてベスト4進出を逃した。

 この大怪我から復帰後、オーウェンはEURO2008予選にも招集されてコンスタントにゴールを重ねていた。しかし、イングランド代表は本大会出場を逃してしまい、スティーブ・マクラーレン監督が解任される。後任のファビオ・カペッロ監督からの信頼は薄く、クラブで出場機会を減らしていたオーウェンを招集することはなくなり、2008年3月を最後に代表でのキャリアは幕を閉じた。

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