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世界最高の中盤は誰だ! セントラルMF能力値ランキング6位~10位。頼りになる“二人のリーダー”が登場!(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:アトレティコの仕事人

サウール・ニゲス
サウール・ニゲスの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:サウール・ニゲス(スペイン代表/アトレティコ・マドリー)
生年月日:1994年11月21日(25歳)
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
今季リーグ戦成績:26試合出場/3得点0アシスト


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 アトレティコ・マドリーの下部組織で育ったレフティーは、若き頃から「将来有望な若手選手」として注目を浴びていた存在だ。そんな同選手は、その期待に応えるかのようにメキメキと成長。2017年に行われたU-21欧州選手権では大会得点王に輝き、今季で在籍7年目を迎えたアトレティコでも不動の存在として、ディエゴ・シメオネ監督から確かな信頼を寄せられているなど、今や誰もがその実力を認めるMFとなっている。

 そんなサウール・ニゲスは、優れた「パスセンス」の持ち主である。長短問わず正確なボールで攻撃のリズムを作り出すことを可能としており、一気にチャンスへと結びつけるラストパスの鋭さと質も申し分ない。そして、“ゴラッソ”が多いのも特徴的。左足から放たれるシュートのパンチ力は抜群だ。組み立てから崩し、そしてフィニッシュまで、ありとあらゆる場面で重要なタスクをこなすことができるのが、サウールの魅力的なポイントであると言えるだろう。

 さらに守備面でのハードワークを怠らないのもスペイン人レフティーの特徴。運動量が非常に豊富で「フィジカル」も十分強く、90分間ボールホルダーに対しプレッシャーを与え続けることが可能だ。こうしたプレースタイルは堅守を誇るアトレティコにとって必要不可欠なものとなっている。そして、クラブでは本職の中盤底以外にもサイドバックやサイドハーフとしてプレーするなど、ユーティリティー性も兼備。“器用さ”に関しても世界トップレベルにあると言えるだろう。

 攻撃から守備まで幅広いタスクを果たすサウールは、能力全体でおおむね高い数値を記録することに成功。堂々のセントラルMFランキングのトップ10入りを果たした。ただ、まだ25歳。今後の更なる成長次第ではトップ5入りも不可能ではない。

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