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世界最高の中盤は誰だ! セントラルMF能力値ランキング6位~10位。頼りになる“二人のリーダー”が登場!(19/20シーズン確定版)

シリーズ:19/20能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:PSGの小柄な潰し屋

マルコ・ヴェラッティ
マルコ・ヴェラッティの能力値や今季リーグ戦成績など【写真:Getty Images】

MF:マルコ・ヴェラッティ(イタリア代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1992年11月5日(27歳)
市場価格:7500万ユーロ(約90億円)
今季リーグ戦成績:20試合出場/0得点5アシスト


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 名将ズデネク・ゼーマン監督の下で才能を開花させたイタリアの小さな巨人は、成長を重ねると同時に「アンドレア・ピルロの後継者」と称されるようになった。2012年には強豪パリ・サンジェルマンへ移籍を果たすが、フランスの地でも相変わらずの能力を発揮し、スタメンの座を奪取。現在も欠かせぬ戦力として、ピッチ上で奮闘している。怪我が多い点は否めないが、世界でもトップレベルのセンスを持つMFであることに疑いの余地はない。

 マルコ・ヴェラッティの特徴はハードな守備だ。身長は165cmと小柄だが、運動量が非常に豊富でボールを確実に刈り取るタックルの上手さがあり、大柄な選手にも簡単に負けない粘り強いディフェンスでチームのピンチを消すことを可能としている。そのプレースタイルゆえイエローカードを貰ってしまうことも少なくないが、中盤にこれだけの潰し屋がいるのはチームとして頼もしい限りと言える。相手からしても、できるだけマッチアップを避けたい存在と言えるのではないか。

 そして「パス」の質も申し分ない。とにかく視野が広いため、ボールを奪った直後に適切な場所へピンポイントでボールを送り届けることが可能だ。また、あまりイメージはないが「ドリブル」の上手さも兼備。圧巻の「スピード」を誇っているわけではないが、スペースがあると見れば瞬時に飛び込んでいくことができる。タフな守備に高質な「パス」と効果的な「ドリブル」。これだけの武器を持つヴェラッティは、まさにMFのお手本のような存在だ。

「空中戦」はさすがに数値が落ちるイタリア代表MFであるが、セントラルMFランキングのトップ10入りを果たすレベルにあるのは誰もが認めるところだろう。あとは先述した通り、怪我の多さを改善していきたい。

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